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両側性咬合平衡

 総義歯の人工歯(陶製がよい)配列を、下顎が側方運動したときに(大体咀嚼運動に近い)一側の上顎舌側咬頭が下顎の頬側咬頭と接触しており、反対側は上顎の頬側咬頭が下顎の舌側咬頭に接触するよ咬合様式様式です。ややこしですよね、覚えたての歯科学生でも、ピントこないでしょう。要するに左右の人工歯が咀嚼運動中に何時でも接触を保っていて。転覆しにくいという事です。

posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 18:28 | comments(0) | - |-
S-Aブレードティースの発売中止

 S-Aブレードティースが発売中止になってしまった。
理由はおそらく売れないからであろうが、それは一般歯科医にとって、
これを使いこなすことが、非常に難しいからです。残念なことではあります。

顎堤の条件が良ければ、肉でも咬めるようになります。一番強調したいことは、

下顎義歯の咬合面は金属製のカバーをつけることです。下顎の咀嚼運動に合わせた、

臼状の凹みが連なったものになります。このことにより、安定性がよくなるのです。私の父親のために作成したところ、普通の人と同じ様に何でも食べていました。後記 開発した先生にメールで尋ねた結果、やはり売れないということでした。

 

上の図は下顎で金属のテーブルを被せたものです。ここまでしないと、レジンの人工歯ですと擦り減ってしまい、陶歯ですと上下ともにすり減って、咬合が狂ううえに、使い物にならなくなります。生理的にバランスの取れたかみ合わせにしないと無意味に近いことになります。最終段階まで調整を続けると紙一枚以下の量で、患者はわかるようになります。この様な状態の下顎義歯は、ネット上で見当りません。多くの歯科医には不可能に近いのです。

 

総義歯下




 

posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 18:15 | comments(0) | - |-
総義歯に良い咬みあわせを付与するには 2

JUGEMテーマ:歯の健康

 

咬合平面板の中央三角部分は口腔内に入れます。

この三角部分は、歯列の外形を模してあり、これのガイドにより

歯槽堤を作り(制作途中はワックスで作り、最後にプラスチックに置き換えます)、

人工歯の配列も参考にします。

下は制作途中のワックス(蝋堤)で、顎・顔面との調和を図っているところです。

中央の歯(中切歯)が二本しかないのはまず真ん中を決めなくてはならないからです。

このようにして、三次元的な位置決めをしていきます。自然の歯並びにあてがって

歯列のバランスをチェックすることもできます。

これでお分かりかと思うのですがほぼ必須アイテムといえるのですが、私の予想では

普及率は50%にもならないはずです。

 

posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 02:03 | comments(0) | - |-
総義歯に良い咬みあわせを付与するには

JUGEMテーマ:歯の健康

総義歯で良い咬みあわせにしたいなら、咬合平面板は

 

絶対に必要である。アルミニュームの板を加工した簡単な

 

ものですが、一万円近くします。歯科用の器具は何でも高いものです。

 

咬合平面板咬合平面板  

咬合平面板口腔内と口腔外の

大工さんの墨出しみたいなものです。墨出しは水平位置・中心位置を決めたりするのですが

今では、レーザー光でするものがあります。簡単なものはこれが一万円以下ですから如何に

歯科用製品が高いかボヤキになってしまいました。  

 続きます

 

posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 15:00 | comments(0) | - |-
総義歯のアーラインとポストダム

ポストダムは総義歯の口蓋後縁辺縁部の封鎖を確実にする為に同部に設置する堤状の膨隆です。その為に型を取る時に工夫する方法と、作業模型の同部位を削って修正する方法があります。アーラインは軟口蓋が『あー』と発生したときに、軟口蓋は挙上します。この時に出来る弓状のラインなのです。この部が義歯の後縁を決定する目安になります。ポストダムは義歯が出来上がってからでも付与する方法もあります。ポストダムの位置はアーラインと関係してくるのです。

posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 12:12 | comments(0) | - |-
義歯の引継ぎ

ある程度しっかりした義歯(この場合咬み合わせと適合性など)が

入っていたら、転院してくるはずもなく、制作してもらった歯科医に

調整してもらったり、その他のアフターケアーも含めて診てもらい続けるでしょう。

ところが不満があって、当方のところに来てもらうことにことになった場合は

治療が大変な場合が多い。不適合な形態、咬み合わせになれてしまって居ること、

義歯とはこんなものという誤った概念が植えつけられていたり、そのような

考え方が身についているからです。馴れというものは良くも悪くもあると

一言で、かたずけるわけにはいかないのは承知ですが、実際のことに

なると多岐にわたり、説明・解説しきれないのです。ここいらあたりが

大学でも教えきれないということに繋がっているいるのでしょう。

posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 20:25 | comments(0) | trackbacks(0) |-
難しい総義歯の咬合
全ての歯を失って、他院で制作の総義歯を入れていたのであるが、自院で再制作することに

なった。この様なときは、上下顎の咬みあわせが安定した状態ではないと思わなければ

ならない。咬める総義歯を作るには、上下顎の関係で、整形外科学的に安定した状態で

ないと、実際にものを咬もうとした時に咬み切った最後の瞬間では、その位置にずれを

生じることになるから、義歯が安定せずに揺れ動かされて痛みを感じるようになってしまう。

このような顎のずれは、現段階では、機械類で検出して具体的に

数値化することはできない。ではどうするか、明日にでも。
posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 12:13 | comments(0) | trackbacks(0) |-
リンガライズドデンチュァーと咬合の安定
 定期検診の間隔を短くすれば、もう少し早くかみ合わせが安定したかもしれない。

初診から今日でもう2年半も過ぎていた。ほぼかみ合わせは安定しているとはいえ、

タッピング運動をしてもらうと時々中心から外れた位置で咬むことがある。カチカチと

真ん中でできればよいのだがいつでも不安定なのである。まるで不随意的な、

と言える咬み方が、混じってしまうのである。あきらめて半年ごとの検診と調整を続けて

今日でやっと安定したかんじがする。かみ合わせの中心がどうしても安定しにくい

ことがあるといいたいのである。総義歯のリンガライズドデンチュァーは調整が完了すると、

咬合紙1枚の暑さの変化が、患者さんはわかるようになる。そうゆう面からは、総義歯の

かみ合わせの要素はおおきな割合を占めているといえる。よほど固いものでない限り

なんでも咬めるそうである。

リンガライズドデンチュァ  http://www.matuyama.jp/concept.html
posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 01:01 | comments(0) | trackbacks(0) |-
筋圧形成印象
 総義歯(床)の辺縁を決定して型取りをしていくときの方法です。
目的に沿った型取りの器(トレー)を個人の状態に合わせて、作成します。
下の写真のピンクの部分がそうで、各個トレーといいます。



緑色の材料は、モデリングコンパウンドといい、一種の型取り材料です。
硬さ、流動性の違いがあり4種類用意してあります。この後軟かいモデリングコンパウンドで
(ピンク色)仕上げの型取りをします。


モデリングコンパウンドは、火炎で軟化させて盛り付け口腔内に圧接しますから、やけどをさせないようにしなければならないので、習熟していないと難しいものです。
posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) |-
前噛みが可能な保険診療の総義歯
 ある雑誌社のパンフレットが目に入った。保険総義歯のス○○という本である。
以前から開業医の間でひそかに、前噛みにすれば咬めるようになるという必要悪的
テクニックがあるのではないかと懸念していた。簡単に言えば咬みあわせの低い臼歯部
咬合高径で、前歯部での上下の人工歯咬合様式は、下顎切歯を上顎切歯の裏側根元で
咬みあわせるような、咬合形式である。この本がそのようなものであるのか、確かめる
気もしない。それはリップサポートの失われにより、老人的顔貌の回復にはつながらない
からである。何よりも咬合高径の不足は、神経筋機構と整合しておらず、生命力を鼓舞
するようなものではないはずである。

再度  

買って見たわけではないので、内容はわからないが、上記のようなことで
なければよいがと思う。もっともかなりよくできた総義歯はほとんど(見た)診たことが
ないといううことは何回も記してはいる。

前噛みは上顎前歯部の顎堤吸収を早めるような気がする。結果は総義歯の吸着の悪い安定性の
少ない方へ導いてしまうことになる。前の方で咬みなさいと指導されましたという方が
今まで、数人おられた。
posted by: matuyamatetu | 総義歯 | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) |-