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ブラキシズムに自己催眠

ブラキシズムに催眠術、hypnosis for bruxisumなどで論文の検索をしても、ほとんど出てきません。それだけ影が薄いのでしょうか。ある大学の講師に、歯ぎしりをしないように睡眠前の自己暗示法についてコメントを求めました。この人が催眠術に造詣が深いことを知っていたからです。その時までの私の知識は、、就寝時軽くかみ締めることを三回くらいしてから、これで満足だから、安心して寝れますよというような自己暗示法でした。これについてコメントを求めたわけです。直ちに返答された内容は、心身共にリラックスした状態で、軽く歯を30秒くらい咬みます。その後ちょっと休んで、あと2回位繰り返します。これで良く眠れるはずだけど、もし歯ぎしりをしたら、目を覚まそう。でも翌朝はすっきり目覚めることが出来るのだと、自己催眠をかけるのです。ポイントは歯ぎしりをしないようにと否定形での暗示ではなく、目を覚まそうと肯定的なことことです。しないようにという否定形では重荷になってリラックスできずにかえって、熟睡できずストレス発散で、ブラキシズムにつながるというこでした。その後の成果は、クライアントに聞くことはしませんでした。重荷になって逆効果になっては元も子もないからです。マイナスになるようなことはないと思いますが、やってみようと思われる方は、自己責任でお願いします。

 

posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 07:12 | comments(0) | - |-
TCHについて(ネット相談を見て)

JUGEMテーマ:歯の健康

以前大学関係者が回答者に加わっていて、ある時からTCHについて触れるようになりました。この事を機に他の回答者がTCHを盛んに持ち出すようになりました。TCHは顎関節症での筋肉痛の要因として論文になったものですが、日本発で、国際的にはなっていません。質問者は当惑に近いでしょう。というのは、噛みしめ、食いしばりとは異なり歯を接触させるだけのことですから。少し分りにくいとは思います。この分かりにくさが、”他の回答者”にもはいりこんでいるのでしょう。

 

TCHは, tooth contacting habit の略称です。

 

posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 09:14 | comments(0) | - |-
睡眠時ブラキシズムに関しての公益財団法人日本補綴歯科学会のお粗末なガイドライン

公益財団法人日本補綴歯科学会による睡眠時ブラキシズムに関するおかしな

内容二つである。

一つ目は初めて目にした語句(二次性睡眠時ブラキシズム)である。

 

 『睡眠時ブラキシズムには本態性である一次性と,続発性もしくは医原性と

言われる二次性に大きく分けられる。一次性は,歯科的・医学的な背景を

有さない睡眠時ブラキシズム患者であるのに対して,二次性は,

妊娠中の女性や神経疾患,精神疾患(不安障害),睡眠障害(OSAS),歯科疾患(TMD)

服用薬物の影響により生じたと考えられる睡眠時ブラキシズムである。』

 

この項目の中で医原生といえるのは薬物性のたった一つであるのに、全体を

医原性と一括りにしてあることです。(服用薬物の影響により生じた)を、初めて目にした理由が

分かろうというものです。一次性・二次性も初めて目にしました。

 

二つ目は  CQ 『認知行動療法は睡眠時ブラキシズム抑制に有効か』に
対する推薦文の中身である。推薦文は、睡眠時ブラキシズムの治療において,

『一次性の睡眠時ブラキシズムに対してイベント数の減少を考慮した場合,

認知行動療法を行わないことを弱く提案する(実施しないことを弱く推奨/提
案する。』

 

という内容です。認知行動療法は非常に重要な治療法ですが、弱い推薦と

なっていることです。行動忍容療法も必要ないという事でしょうか。

 

CQはクリニカルクエッション(clinical question)です。

 

 

posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 00:10 | comments(0) | - |-
気付ききが大事なかみしめ癖の治療

寝てるときに噛みしめるようだが、治療法はあるか、治療して欲しいというような

要望が絶えない。

40年以上噛みしめ歯ぎしりと付き合ってきたが、難しい問題ではある。

一番大事なことは、本人の自覚である。気づいているからこそ治療を

求めているのではないか?と反論されそうですが、かみしめ癖のある人は、

自分の中にもう一人の自分がいて、勝手に歯ぎしりをしたり、噛み締めを

したりしてしまうのだというような感じで、まるで他人ごとのように

報告してくれる。ここが難しいところなのだが、全くどうしようもなく、

歯ぎしりするのは自分ではないのだからという感じである。

就寝中にブラキシズムをするひとは、日中(覚醒時)に、どんな形であろうと

とにかく上下の歯が接触しまうことが多い。まずこれに気付くことが大事である。

posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 10:06 | comments(0) | trackbacks(0) |-
噛みしめ癖とインプラント

JUGEMテーマ:歯の健康

噛みしめ癖のある人は、インプラント治療が難しい面がある。

しっかりした、丈夫なインプラントを埋入しなければならないことは、

もちろんであるが、インプラント埋入後は普通より長めに、経過時間を

取って、しっかりと骨と癒着するのを待たなければならない。

大臼歯は、親知らずはそれほどでもないが、第一第二大臼歯では、咬み合わせの

支持として重要である。要するにどちらの歯も咬合高径を保っている役割が強く、

どちらの歯を失っても、咬合高径の縮小をきたしている場合が多く、それを

回復するためには、どうしても咬合挙上をしなければならない、ケースが

ほとんどであるからです。

posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) |-
怖い噛み締めと歯ぎしり

JUGEMテーマ:歯の健康

 

 

今日は、かみしめ癖のある、女性4人の治療をしたことになる。

 

かみしめる癖があると歯が破折することが多々ある。

 

一人はそのために、最近歯根破折を来して、今日仕方なく

抜歯に至った。その手前の歯がかけたりして、力関係からの

保護のために抜歯後はインプラント予定である。

 

二人目はかみしめによる歯冠の破折から、神経を取る処置、

ボロボロになりすぎから、(ここまでは私が担当していない)少し前に抜歯、

本日インプラント埋入手術であった。

 

3人目は根管治療後の疼痛が収まらないために、根管治療をやり直し

たうえに、徹底的なかみしめの対策を行った結果軽快したものである。

一時は神経障害性疼痛などを疑ったものである。

 

以上3人はすべて第二大臼歯である。第二大臼歯は、親知らずがなければ最後臼歯になる。

後方歯ほど咬合力がかかることは、このブログで何回も書いているところである。

 

4人目はかみしめの癖があるために、残存歯を守る目的で下顎第一大臼歯部に

インプラントを埋入したものである。幸いなことに軽いインプラント周囲炎で

来院されたものであった。貼薬で事なきを得るであろうというところです。

 

かみしめと歯ぎしりは咬合系の破壊活動です

posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 18:40 | comments(0) | trackbacks(0) |-
歯根破折

JUGEMテーマ:歯の健康

 

歯根破折は非常に多いものであることは、何回か報告している。

 

昨日は、歯根破折が原因で抜歯したのであるが、1年位前には

 

その可能性があることはわかっていた。通常有髄の生活歯

 

(神経が生きている)は、破折することはない。それでも高齢に

 

なってくると、歯髄腔の狭窄が始まり、生きた歯とは言えない

 

ようなことになると、破折まではいかないが、ヒビが入ることが

 

あるのです。これはレントゲン CTではまず発見できないのである。

posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 09:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-
意外と多い歯根破折とその原因
昨日は、歯根破折により抜歯を二人の方でおこなった。さらに歯根破折による抜歯後に インプラントを行った方の型取りもあった。歯冠崩壊が大きくても何とか抜歯せずに 保存できる時代になったが、それだけ、歯根破折の生じる可能性も高くなったのである。 三人とも、しっかりした歯と顎の持ち主であることから、もったいないことではある。 かみしめの癖にも大いに関係している。
posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 09:11 | comments(0) | trackbacks(0) |-
嫌な予感が的中
 幼少時より診続けている人である。定期検診は確実に行ってきていて、最近済ませた

ばかりのところでへ、突然の診療申し込みであった。そこで嫌な予感が生じたわけである。

何故か?。それは丈夫な顎と歯の持ち主でありながら、咬み締める癖があるからである。

咬み締めることにより。歯が浮いたり、歯根破折を生じたり、歯冠破折が生じたりする

ことが多いからである。果たして下顎第二大臼歯の舌側歯冠破折であった。この部は

ふつうの咀嚼運動では強く当たらないところである。ところが平衡側運動時には

咬合様式によっては、ブラキシズムにより、当たってしまうことがあるのである。

多分睡眠中のブラキシズムによって生じたものであろう。本人曰くは、カステラを食べて

いるときに始めて気が付いたということである。もちろんカステラで破折したわけでは

ない。


posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 15:10 | comments(0) | trackbacks(0) |-
きずいていない咬みしめ

 挺出した歯の矯正について話題になった。その歯の上の歯と奥の歯が失われている。

臼歯部は摩耗が進んでおり、歯自体の破折も見られる。徹底的な咬み締めのコントロール

が必要である。しかしそのような情報を得ていないというか、前歯科医にも指摘されたことが

ない様である。治療内容のことばかりに興味を示して、咬合破壊が進んでいることに

聞く耳を持たない様子であった。インプラントを利用した、咬合の再建でないと、おいそれと

咬合崩壊を止めることはできないことが読み取れる。これ以上の努力は無駄であることを

悟ったので、早々に白旗を揚げさせてもらった。歯の治療に絶望しながら、咬合崩壊が

進んでいくことであろう。

posted by: matuyamatetu | かみしめと歯ぎしり | 19:22 | comments(0) | trackbacks(0) |-