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舌突出癖と顎関節症
 嚥下時舌を前歯の間に突出させたま嚥下動作を行う人がいる。

前歯の間に突出させるほどではないが舌先が上顎前歯の裏側に貼り付くようにして、

嚥下の初期段階から終末期まで舌が前方位にある人もいる。両人差し指と中指を合わせて、

顎関節部にあてがって、このような嚥下運動をあえて行って自分自身を、観察して

もらいたい。嚥下のたびに下顎が前方に移動することを、実感できるであろう。正常な

嚥下運動では、このような下顎の前方移動は認められず、わずかな開閉運動だけのはず

である。1日に数百回の嚥下運動を行うわけであるから、顎関節に負担がかかることは

想像できる。
posted by: matuyamatetu | 顎関節症 | 16:44 | comments(0) | trackbacks(0) |-
支台築造 メタルコアーとレジンコアー
 自院でのコアーの失敗率は(冠が外れるなど)レジンコアーの方が高いと、

感じていたが、どうもそうではなさそうだ。岡山大学ですでに2010年に、論文を

出していて、結論はレジンコアーの方が生存率は高かったとしている。

種々の条件はあるだろうが、これは素直に受けと止めなければならない。自院では

なるべくなら根管内スクリューピンは避けたい(再根管治療を考えて、歯根破折を

考慮して)との考えから、ピンは少ないレジンによる支台築造である。しかしながら

割り切ったピン挿入は必要かもしれない。反省!
posted by: matuyamatetu | 雑感 | 19:38 | comments(0) | trackbacks(0) |-
抜歯即時埋入 インプラント
 古い、インプラント埋入術時の反省ノートを、読み直してみた。

単根歯の場合の抜歯後即時埋入では、インプラント(フィクチャアー)と抜歯窩との

間に隙間が出来る。この隙間には普通はβTCPを填入することが多いのだが、

フィクチャアー埋入前にするか埋入後にするかが問題である。

埋入前に行うとβTCPをいくら抜歯窩歯槽頂部の壁に限定してなすりつけるように填入しても

次のようなことが起こりやすい。

それは、βTCPの顆粒が大きいのでこれがコロの役目をしてしまいフィクチャアーが

動きやすくなり、埋入時のセルフタッピングが効かなくなってしまい、結局抜歯窩内

での安定の悪いことになってしまう。前回記述のA社のセミナーでは、講師がβTCPを

先に入れておくとよいと言ったが、上記のようなことがあるので考えものである。

ただし埋入後の隙間にβTCPを填入するのは、意外と厄介なものではある。

posted by: matuyamatetu | インプラント | 11:14 | comments(0) | trackbacks(0) |-
顎の偏位 無歯顎 総義歯
 現在一人の女性に総義歯作成中。古い義歯を長期にわたり使用していた。

ある程度咬みあわせが整っていて咬みあわせの安定した状態、すなわち下顎の機能的

安定位に近いものであれば、よいのだが一見して大きく違っている。

このような場合には下顎の姿勢が安定するまで、一時的な治療義歯が必要になる。

義歯床の形は完成形だが、仮の歯槽提で咬合安定位を探していくのである。

高齢者の顎関節円板は大概偏位してしまっているだろうから、下顎の安定位を探すのは

容易なことではない。軽く咬んでも痛くないしっくり合った咬合堤を作るだけでも、

大変な労力を要する。大学では、私の時代は以上のようなことは教えられなかった。
posted by: matuyamatetu | 説明しない歯科医 | 17:20 | comments(0) | trackbacks(0) |-
A社のインプラントセミナーに出席
 以前からあればよいと思っていた、インプラントフィクチュアーが販売されるように

なるかもしれない。前歯部などの、歯槽頂骨縁の高さが唇側舌側で異なることが

多い。そのようなときに、フィクチュアのプラットフォーム(繋ぎ目)に傾斜が

あれば都合がよい。この場合カバーは傾斜があるために工夫が必要である。どのような

ことで解決するのか。

セミナーは、5時間の長丁場であったが、そう退屈はしなかった。

会場近辺の秋葉原駅周辺は大変化をしつつあることを実感した。
posted by: matuyamatetu | 説明しない歯科医 | 08:53 | comments(0) | trackbacks(0) |-
矯正治療後の顎関節症 歯槽性開咬
 開咬は、原因別には歯槽性と骨格性とが言われている。

歯槽性にも拘わらず、今日の相談者はマルチループエッジワイズにて、臼歯部の圧下により、

咬合を改善しようとしたみたいだ。ほぼ正常に近い咬合を、臼歯部の圧下により咬合高径を

低下させたためか、顎関節症の症状を来すようになってしまった。咬合高径低下による

顎関節症は日常茶飯事といってよい。このばあいは、矯正後なので様子を見ることに

した。動的治療は終了していて、現在リテイナーで保定中。幸い臼歯部の上下の変化には

対応していないリテイナーなので、矯正後でも圧下された臼歯部は後戻りしてくれる

ことを説明。実際臼歯部の離開は少なくなってきてはいる。念のため撮ったMRIでは、

関節円板の転位等の異常は見られなかった。メデタシメデタシ。
posted by: matuyamatetu | 矯正 | 15:48 | comments(0) | trackbacks(0) |-