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相変わらずの説明不足2014.12.29 Monday
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矯正中の疑問を、歯の質問コーナーで一人で何回も訪ねてくる人がいるかと思えば、
質問の数は少ないのであるが、それが多人数に上る。1ページに必ず一人以上
書き込みがあるのがふつうである。
考えられることは、担当歯科医の説明不足である。忙しくて時間が取れないことも
あるのは理解できる。しかし、次回にでも出来るようにしておけばよろしい。
また、鷹揚で高慢な態度を表明してくる人もいるのである。
それ以外では担当歯科医の力不足を、専門医でさえも、感じ取れることがあるのである。
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上顎前歯1本欠損2014.12.26 Friday
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歯の相談コーナーの記事を見て。
http://www2.ha-channel-88.com/bbs/kiji.php?no=299175
今回ブリッジの支台の歯が破折してしまったことにより、相談されている。
前回の質問は1本欠損に対して、ブリッジかインプラントかという質問である。ただ、
両支台歯は補綴的処置がしてあるようであった。そのようなときは支台歯にトラブルが
起きる可能性があるために、私はインプラントを勧める立場である。ところが多くは
ブリッジを勧めている。どうしてもブリッジということであれば、この様な破折を
起こしてしまうような可能性がある場合には、私は決して高価なものは薦めないことに
している。
船頭多くして船山に登る。
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ふと、思ったこと2014.12.24 Wednesday
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上下の歯列を拡大して、さらに臼歯部は後方に移動して、前歯部の叢生は改善してきた。
本来は、顎関節症の診察を求められた、ケースである。この様に、上下の歯列を拡大して、
臼歯部を後方に移動するようなことをすると、咬みあわせはまるで別人のごとく変化して
しまう。しかも今は奥歯が全然咬みあっていない上に、上下の正中線も一致してはいないが、
術前よりはよくはなってきている。顎関節を考慮した治療では、一時的にこうなるが
最終的には、歯並びも顎関節症もよくする予定である。実際のところ顎関節症の症状は
良くなってきてはいる。この奥歯が現在しっくり咬みあっていないことであるが、最終的には
顎関節と調和のとれた、かみ合わせに持っていくのである。この様な大局的な見地からの
矯正は、抜歯矯正と比べたら難しいものである。一般矯正専門医が上述のかみ合わせを
見たら多分びっくりするであろう、実際のところ奥歯はしっくり咬みあっていないので
あるから。ワイヤーをガムメタルに交換しながら、ふとそのように思った事である。
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根管治療と説明2014.12.18 Thursday
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上顎第一大臼歯である。根管治療専門医にて、治療を受けたそうである。おおむねこの歯は
歯根が3本ある。舌側根、近心頬側根、遠心頬側根である。近心は手前、遠心は奥を意味
します。近心頬側根は根管が2本あることがあり、注意を要する。この近心頬側根であるが、
根尖に透過像を認め、ガタパーチャポイントが1ミリくらい突き抜けている。根尖が吸収
している場合に起きがちであるが、ガタパーチャポイントのサイズを変えて突き抜けない
ようにはできる。しかしながら根尖部の緊密な封鎖は難しいこともあり、さらに根管充填剤
の選択に工夫を要する。具体的にはハイドロキシアパタイト(骨、歯を作るカルシウム)製
剤、セメント系(建築用のセメントと成分は似ているが歯科用で封鎖に用いるもの)などを
用いると成績が向上する。頬側にプツンとした歯肉の膨隆があり、フィステルと言われた
らしいが、排膿はないし、排膿路として歯肉の穴あき部の変色はなく基部に骨膨隆が
認められるのでフィステルではなさそうである。マイクロスコープで根尖が見える
わけではないことも説明させてもらったが、以上のような病状に対する判断と処置などに
ついては一切説明がなかったような感じを受けたのである。
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白金加金2014.12.15 Monday
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歯科相談コーナーで白金加金について話題になっているのをみて。
当院では、ゴールド系の金属を使うときは、ほとんど白金加金を用いている。
白金を5〜10%加えた金合金である。値段がすごく高くなるというわけでもない。
歯科理工学では冶金工学の初歩を教えられる。理工学の教授が言っていたのであるが、
歯科でクラウン、インレー、クラスプなどを用いるときのベストは白金加金であると。
本当にそのように感じているのであるが
例えば、コーヌスのクラウンは、金合金では柔らかすぎて使い物にならない。
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顎関節症の本には1行たりとも書いてなかったと2014.12.13 Saturday
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咬合高径低下による顎が外れる
2014.11.20 Thursdayこの方の話の続きである。上顎に義歯を入れることが出来てこれでひと安心である。咬合高径を保つことが出来て、もう顎が外れる心配はなくなった。晴れ晴れとした、笑顔であった。顎関節症の本を何冊か買って、見たのであるが「ブリッジが低い、義歯が低いなどと言うことは1行も書いてなかった」ということでした。このあたりが、現在の顎関節症に対する歯科関係の教育機関の認識問題であろう。この方の健康を取り戻していく様子を見て、知り合いの方が来院されたのであるが、当然のように、ブリッジが低い、義歯が低い状態でした。
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知られたくないことではあるが2014.12.11 Thursday
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上顎第二大臼歯の虫歯を治療(他医院)してもらったが、なんか変だということで来院された
のである。レントゲンでは歯冠髄は映っているのがみられるが、近辺には明らかに空洞が
みられるのです。麻酔をしないで治療したらしいのであるが、その歯科医院は痛くない治療が
ウリらしいのである。削った時に痛くなかったのですかと、尋ねると全然痛くなかったと
いうことでした。空洞が残っている限り再治療せざるを得ないので、浸潤麻酔下に
内部を削ってみたところ、空洞は歯髄腔に達していて腐敗臭がする。要するに神経(歯髄)は
一部を除いて壊死に陥っているのである。これでは痛くないことも解せる。
要するに虫歯が歯髄(腔)まで達しているものを,気づかずにそれこそ臭いものにふたを
して、終わりにしてしまったのである。しかも空洞をのこして!。
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かみ合わせが低いインプラント2014.12.10 Wednesday
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他院でのインプラントを見ることが、臼歯部で48本になった。先週48本目は、
そのインプラント自身の問題で、クラウンが動くということであった。多分アバットメント
を締結するねじの緩みだと思われるものであった。セラミック製のクラウンであるが、
患者さん自身も低いと感じていたそうである。48本すべてかみ合わせが低いのは、どこまで
続くのであろうか。
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かみしめ癖の再発2014.12.06 Saturday
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下顎の歯列を拡大したり、奥歯から咬合挙上をしたりしてやっと元通りと
思える咬みあわせになってきたので、クラウン装着後の咬みあわせチェックに
来ていただいた。本日いかがですかと尋ねると、かみ合わせが調子よくなったので
かみ締めるようになってきたと、自ら報告を受けた。というのは、予めそのような
ことをお話しておいたからである。就寝時は仕方のないことであるから、マウスピース
で対処していくことになりそうだ。
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抜歯矯正していますか O.S.A2014.12.04 Thursday
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睡眠時無呼吸症候群で専門の医院を受診したそうである。
問診で、抜歯矯正していますかと尋ねられたそうである。今は別な歯科医院(当院)で
診てもらっていますと答えたそうである。
上記専門医院でも、抜歯矯正後のO.S.A が、知られるようになってきているのは
良いことである。
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