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中心結節2015.10.29 Thursday
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これはとても心配なことです。
http://www2.ha-channel-88.com/bbs/index.php
中心結節について再掲します。
中心結節
2008.08.29 Friday主に下顎の小臼歯にできるのですが(上顎の小臼歯も)咬合面の中央に
長さ1.5ミリくらいの小さなとがった突起ができていることがあります。
これを中心結節と言います。(異常形態です)
この突起状の中心結節には歯髄が入ってきている場合が多い上に、細い場合には
折れやすいのです。折れると大変です。歯髄がすぐに感染を起こし、激痛を
伴う歯髄炎になります。子供の場合にはまだ歯根尖が完成していないので、
根管治療(神経の入っている管の封鎖)が難しくなります。歯根尖が完成するように
貼薬に工夫が必要になります。私の場合は周囲に接着性のプラスチックを貼り付け
折れにくいように強化します。そして難しい事ではあるのですが、
この部では堅いものを咬まないように注意して、定期健診を続けます。
ある程度年齢的に成長すると、中心結節に入ってきている神経は下がるので
少し安心できるようになります。レントゲンを撮って、神経の入り具合を
見ておく必要があります。小児をお持ちのお母様方、一度お子さんの歯をチエック
してみてはいかがですか。小臼歯は、永久歯になってからの歯並びではでは、
真ん中から数えて4.5番目です。
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嚥下時に歯が接触する2015.10.28 Wednesday
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正常なタイプの嚥下動作では、飲み込む瞬間に軽く歯が接触する。しかも、その時間は
4〜5秒ではなかろうか。
頤はおとがいと読み、下口唇の下側の部分である。
ところが頤の筋肉を緊張させる癖のある人は少し異なるのではないかと、思考する。
嚥下時に上下の歯が接触する時間が長くなるのではないだろうか。おまけに軽く
咬み締めてしまうタイプもあるのではなかろうか。
嚥下動作は唾液を飲み込むときにも生じるので、これだけでも一日数百回になるのである。
これが上下の歯を接触させてしまう結果になってしまうのである。
TCHという概念が発表されて久しいが、これにも結果的にはつながるものではある。
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フィステル2015.10.26 Monday
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フィステルはドイツ語である。英語ではFitula 瘻管 瘻である。歯科では歯茎に
出来た膿の出口を指して言うことが多い。
よく、切開したとか、レーザーを当てたとか聞くが、対症療法である。原因が除去または
治癒すれば、自然に消失する。
この例は根管治療がうまくいってない、例であろう。
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大臼歯の咬みあわせが低いと2015.10.26 Monday
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一側の下顎第一・第二大臼歯の咬みあわせが低いクラウンが施され、さらに同側の
上顎第二大臼歯も咬みあわせが低い冠が入れられている。そのためにこちら側の小臼歯に
わずかな動揺が認められ、歯肉溝(俗にポケットという)の深さも、反対側と比較すると
明らかに大きな数値、すなわち深くなっているのである。
これは、いつもいうところの、大黒柱に相当する咬みあわせの支柱が低いために、咬合力の
負荷が小臼歯に強くかかっていることを意味する。
顎関節症的症状はないのであるが、顎関節症の症状として取り上げられていないところの、
首・肩の強いコリはあるそうである。
これらが全て咬みあわせのせいだとは言わないが、いつもいつも
咬みあわせの低い冠と対峙しなければならないのが現状である。
臼歯部に冠を施されると、100%に近く、咬みあわせの低いものにされてしまうことに
何回もご注意を喚起する次第です。
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矯正専門医と思われる2015.10.24 Saturday
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矯正専門医に治療を受けていると思われる
http://www2.ha-channel-88.com/bbs/kiji.php?no=327485
その後の経過
http://www2.ha-channel-88.com/bbs/kiji.php?no=328087
舌の癖に関して、殆んど無知に近い感触を受けてしまうのである。
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下顎第一大臼歯の冠が低い2015.10.23 Friday
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第一大臼歯はどちらかというと、下顎の方が虫歯になりやすい気がしている。
幼少時に虫歯にすると、成人してからでも崩壊が進んでしまうことがある。
このことは、クラウンが施されることになりやすい。いつも書いているとおり、
咬みあわせの低いクラウンであることがほぼ100%に近く、結果は全体の咬みあわせが
狂うことになる。第一大臼歯の咬みあわせが低いと、第二大臼歯は圧下されて咬みあわせが
低くなってしまうのである。咬みあわせを壊してしまう歯科医がほとんどであるが、大学などで
これを修正するべく、あるいは顎関節症になって受診しても、以上書いたことを理解しとぃる
ことはほとんどないのである。本日そのような患者さんで二日目の受診であるが、
第一大臼歯のクラウンを外して、仮歯にして、咬合挙上をした結果が、殆んどの痛みが
消失したとのことであった。
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久しぶりのコーヌス(テレスコープ)義歯2015.10.22 Thursday
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下顎の補綴をすることになったのであるががすみ、とにかくコーヌス義歯を
制作することにした。
臼歯部の欠損であるが、前歯を応用することにした。普通下顎前歯の骨植は弱いもので、
特に高齢者は顕著なことがある。しかしながら、この方は(下顎)前歯部の骨植がすこぶる
良好なのである。すでにクラウン等が施されていたが、根管治療の不備がある上に、
冠自体も不良なものであるから、被せ直しを内冠でするわけであるが、
手つかずの白いご自分の歯を削ることはないので、気分的にも楽なのである。
本日は内外冠の試適が済み、義歯床の部分の咬合採得を行ったのである。
現在使用中の義歯を改変、調整して以前よりも食べやすくなったところで、
咬合の調整(下顎位置の変更、改良)も大方済んでいるのではあるが、微調整は
これからである。最終的には、咬合面は金属テーブルにして本当に食べやすい義歯が
完成することであろう。一部歯槽がしっかりしているところには、インプラントを一本
埋入したのであるが、これによりさらにしっかりした動揺のない感触のよい義歯に
なることであろう。
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