-
抜歯矯正後の不調2016.08.30 Tuesday
-
JUGEMテーマ:歯の健康
抜歯矯正をしてから、いろいろな不調が生じるケースが少ないとはいえ
存在するのは確かなことである。長い間かみ合わせの問題に取り組んで
きたせいか、相談に来られる方が多い。私個人としては優に2百人以上に
なるであろうか。矯正を受けた歯科医に、相談したり、質問をしたりしたかを
尋ねると、ほとんどの答えは、気のせいではないだろうか、わからない、
今までこのようなことはなかった、などという回答しかもらえないようである。
一人一人の矯正歯科医にとっては、数少ないことかもしれないが実数はかなりの
ものになるのではなかろうか。不調を生じる%を知りたいものである。
抜歯矯正にはこのようなことを生じる可能性があることを、術前にはっきりと
患者には告げておくべきではなかろうか。無念やるかたないこの頃である。
-
歯根破折2016.08.27 Saturday
-
JUGEMテーマ:歯の健康
歯根破折は非常に多いものであることは、何回か報告している。
昨日は、歯根破折が原因で抜歯したのであるが、1年位前には
その可能性があることはわかっていた。通常有髄の生活歯
(神経が生きている)は、破折することはない。それでも高齢に
なってくると、歯髄腔の狭窄が始まり、生きた歯とは言えない
ようなことになると、破折まではいかないが、ヒビが入ることが
あるのです。これはレントゲン CTではまず発見できないのである。
-
小説 石狩平野2016.08.24 Wednesday
-
今回の台風は、北海道の石狩川下流の氾濫をきたしたようである。
船山馨 著 石狩平野 の一節に、石狩川の洪水が描かれている
場面が出てくる。思い出した次第である。幼少時は札幌で過ごした。
-
歯牙の水平断と垂直破折が同時に生じる2016.08.23 Tuesday
-
JUGEMテーマ:歯の健康
歯牙の水平破折は1度経験している。下顎の第一大臼歯(失活歯、神経がない)であるが、
横に、水平に破折するとは思いもしなかったが、あるのであった。しかも対合の歯はなくて
義歯であった。義歯でこのような強い力で噛みしめらることができるのか!と驚いた
ものである。今日経験したのは、おなじく、下顎第一大臼歯で、「こないだ被せた冠が
取れました」、と持参したものである。冠が取れたのではなく、歯がなんと
水平に真っ二つに歯頚部歯肉縁下で破折していたのである。
虫歯はなく失活歯ではあるが、歯頚部全周に健全資質が残っているのである。念のため残根の
レントゲンを撮ってみると、近心根が見事に縦に破折しているではないか。水平断は珍しい
のであるが、歯根が縦にも割れているというのは、初めての経験である。
かみしめは口腔の自己破壊活動です
< 前のページ | 全 [1] ページ中 [1] ページを表示しています。 | 次のページ > |