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抜歯と診断する?2016.10.17 Monday
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JUGEMテーマ:歯の健康
写真のある歯をみての回答で、抜歯と診断されるならという語句が
目に入った。胃全摘とか、眼球摘出などを診断とは称さないでしょう。
あくまで、診断の結果としての、治療なり処置なのである。
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抜歯後の歯を観察するのは2016.10.13 Thursday
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JUGEMテーマ:歯の健康
抜歯後はその歯全体と、特に歯根部をチェックするのは怠れない
重要な事なのです。
歯の根に関して言えば、単根か復数根があり、たまに抜歯中に
折れると取り残す可能性があります。あるいは下顎の親知らず
では、少しずつノミで分割して抜歯することが多く、やはり
一部を取り残す可能性があるので、かけた歯を組み立てて、チェック
するのです。
今日は歯根破折している可能性がある歯を抜歯したのですが、
抜いた大部の根を観察すると、破折面が認められ、割れた小さな部分が
骨の中に残っているのがわかり、無事にこれも抜去した次第です。
取り残しがないか、チエックするのが本能的に身についている
ということです。
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怖い噛み締めと歯ぎしり2016.10.07 Friday
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JUGEMテーマ:歯の健康
今日は、かみしめ癖のある、女性4人の治療をしたことになる。
かみしめる癖があると歯が破折することが多々ある。
一人はそのために、最近歯根破折を来して、今日仕方なく
抜歯に至った。その手前の歯がかけたりして、力関係からの
保護のために抜歯後はインプラント予定である。
二人目はかみしめによる歯冠の破折から、神経を取る処置、
ボロボロになりすぎから、(ここまでは私が担当していない)少し前に抜歯、
本日インプラント埋入手術であった。
3人目は根管治療後の疼痛が収まらないために、根管治療をやり直し
たうえに、徹底的なかみしめの対策を行った結果軽快したものである。
一時は神経障害性疼痛などを疑ったものである。
以上3人はすべて第二大臼歯である。第二大臼歯は、親知らずがなければ最後臼歯になる。
後方歯ほど咬合力がかかることは、このブログで何回も書いているところである。
4人目はかみしめの癖があるために、残存歯を守る目的で下顎第一大臼歯部に
インプラントを埋入したものである。幸いなことに軽いインプラント周囲炎で
来院されたものであった。貼薬で事なきを得るであろうというところです。
かみしめと歯ぎしりは咬合系の破壊活動です。
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安易な矯正は受けないようにしてください2016.10.06 Thursday
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JUGEMテーマ:歯の健康
なぜもっとしっかりした矯正専門医を探さなかったのかと、
残念でならないことが多い。来院される患者さんからも
あるいは歯科相談コーナーの矯正中・後の相談を見ても
痛感するのである。地方では、数が少ないということでの
困難性はそこしかないということに基づくし、都会では
乱立する中から探すのは反って難しくなるということもある。
ホームページは当てにならない可能性が高く、専門医もあてにならないと
言うことでは、探す身にとっては、至難の業である。
本当に何かいい方法はないかと、痛感するのである。私ごときが
叫んでも、専門医でもないものが何を言っているのかと言うオチであろうが、
少しでも、社会のためにと書き込んでいるのである。
現在矯正専門医での治療をやり直している患者さんは4人である。
私は矯正専門医ではない!!
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長引く矯正治療ー矯正専門家の失敗2016.10.02 Sunday
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JUGEMテーマ:歯の健康
矯正専門家の失敗の相談を受けたり、治療の引き継ぎを受けることを
しているが、一つ大きなテーマが存在する。それは術者が臼歯部咬合高径の
低下に気が付かない・思いも至らない・知識として持ち合わせていない
ために、正しい咬合構成ができないことになってしまうということです。
大きい目で見れば、顎関節を含めて、下顎の姿勢に気を配りながら、歯並びを
調整していく事になるのですが、大本の、下顎と上顎の位置関係特に
上下の位置関係が間違っている、すなわち咬み合わせの高さが足りないまま
治療らしきことをされているということです。こうなると何らかの
齟齬をきたすことになり、終いにはニッチもサッチモ行かなくなって
しまうのです。どの様な事かというと、前後的に歯が互い違いに食い込んだ状態に
なっていのです。と、言う事は歯と歯の間に隙間があるという事です。
矯正が長引いているケースでは、この様な事が関係している場合が高率で存在するはずです。
私は矯正専門医ではありません。
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インプラントオーバーデンチュア インプラント学会の抄録より2016.10.01 Saturday
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JUGEMテーマ:歯の健康
インプラントオーバーデンチュアとは、顎骨内に埋め込んだインプラントに義歯を支えてもらおうと
するものである。歯肉から頭を?出して、これに何らかの義歯の支え装置(アタッチメント)を
取り付けて使用するものである。今のところ他医院でのものは見る機会がないままである。
患者さんの満足度は高いのであるが、欠点もある。アタッチメンは多くの場合スナップ式に
なっていて、簡単に言うとパチンと嵌め込むようにして、義歯を取り付け、外すときは
その反対である。この嵌合装置が曲者で、長期使用により緩みが生じてしまう。そうなると
歯科医が調整をせざるを得なくて、使用者にとっても煩わしいものである。
したがって、ランニングコストもかかってくるようになってしまう。
抄録の結論は、アタッチメントの理想は様々な合併症をさけられ、維持力の低下がなく、清掃性の高いものが
理想としている、
以前にも報告しているが、私はこのアタッチメンを用いずに、単にヒーリングキャップを
取り付けるだけのことによりアタッチメントに近い働きをさせるのである。
ヒーリングキャップはカバースクリューとも称するし、周囲歯肉の形態修正に
用いるときは、ジンジバフォーマーとも言うのである。
義歯床がこのヒーリングキャップに当たるところを削って、入り込むことができる
ようにした上で、最後に即時重合レジン(その場で固まるプラスッック)により
きちんと嵌合するように調整するのである。維持力はないが他の歯に任せて、
咬合力はきっちりとインプラントがささえるのである。ある程度維持力は出せるが、
咬めすぎるために負荷がかかりすぎるのが怖いので、ほんの少しにとどめておくのである。
清掃性はよく、維持力の低下はもともと少ないために問題とならず、費用もごく最小で
すむ、優れた方法なのである。
オーバーデンチュアー即アタッチメントと考える歯科医がほとんどなのであろうか。
これこそコロンブスの卵式発想なので、自画自賛しているところである。
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